キャンプ用のCIGSソーラーパネル
自然の中でひと休みすることは、都会での生活のストレスを振りはらうためのワクワクする方法です。また、テントやモーターホーム、バンやキャラバンでのキャンプは、適切な装備があると、もっとすばらしい体験になります。キャンプのプロにとっては、ライトやホットプレート、製氷機、ポータブル冷蔵庫、そして避けて通れない携帯電話の充電器などのキャンプ用品が、キャンプをよりリッチな体験にしてくれます。
これらのすべてのデバイスをシームレスに動かすには、万全な電源が必要です。ポータブルソーラーパネルとポータブルパワーバンク(バッテリーバンク)のコンビは、キャンプに最適です。このコンビがあれば、パワーバンクをふくむ、すべての電化製品の充電用の電源をさがすために立ち止まることなく旅ができるのです。この記事では、安全で快適なキャンプのために最適なソーラーパネルのハックを紹介します。
なぜソーラーパネルなのか?
ソーラーパネルはクリーンかつクールに電気を与えてくれます。大自然のおだやかな環境を楽しみたいとしたら、ソーラーパネルを持って行くのがキャンプにはおすすめです。
市場に出回っているソーラーパネル
市場のほとんどのソーラーパネルは単結晶または多結晶シリコンセルを使用しています。このパネルは、屋上の小さな太陽光発電システムから大規模な太陽光発電プロジェクトまで、あらゆる用途に適しています。しかし、このパネルは重い金属フレームや強化ガラスを使用し、硬い構造になっています。そのため、持ち運びや取り扱いがむずかしく、キャンプなどには向いていません。
一方で、CIGSパネルと呼ばれるフレキシブル(柔軟)でライトウェイト(軽量)なポータブルソーラーパネルがあります。これは、キャンプ場へ持ち運んで、キャンプ体験をグレードアップするのに理想的です。
図1:BougeRV 200W CIGSフレキシブルソーラーパネル
CIGSソーラーパネルの技術
CIGSとは、セレン化銅インジウムガリウム(Copper Indium Gallium Selenide)のことです。CIGSは汎用性の高い材料です。この太陽電池は薄膜太陽電池の中でも、もっとも新しいブレークスルーとなっています。CIGSパネルは、金属、プラスチック、ガラス上への取り付けが可能です。フレキシブルCIGSソーラーパネルは、従来の硬質結晶系パネルとは技術的に異なります。スパッタリング、蒸着、電気化学蒸着、ナノ粒子プリンティング、イオンビーム蒸着などの方法すべてがCIGSを作るのに使われます。
BougeRVのフレキシブルCIGSパネルは、半導体材料の層をとても薄くする最先端の工程で作られています。
なぜCIGSパネルがキャンプにベストなのか?
省スペースで軽量
キャンプで気になるのは、持っていく荷物が持つ2つの性質です。それはスペースと重量。軽量でコンパクトなものほど、キャンプでの移動や持ち運び、取り扱いに適しています。一方、硬質結晶系ソーラーパネルは、ガラスとアルミフレームに搭載されています。BougeRVの100Wソーラーパネルは、わずか1.7kgです。勝敗は一目瞭然です。
結晶系パネルはしっかりした梱包が必要
結晶系パネルはガラスでできているため、輸送中や取り扱い中にこわれやすい構造になっています。そして、一度でもガラスが割れてしまうと、どんな状況でもそのパネルは動作不能になってしまいます。実際、硬質結晶系ソーラーパネルは、屋上や大規模な発電所用に作られています。この場合、パネルは工場から設置現場まで特別に作られた木製のパレットで運ばれ、注意して扱われます。ですから、こうしたパネルはキャンプとは違い、ある場所から他へ何度も持ち運ぶためのものではありません。
移動中の衝撃や振動から硬質結晶系ソーラーパネルを守るために、キャンパーには安全で柔らかい梱包材が必要で、そのためにかさ高くなり重くなってしまうのです。これはキャンパーにとってもっとも避けたいところです。
フレキシビリティ(柔軟性)
BougeRVのCIGSパネルは、他のタイプのソーラーパネルとは異なり3600フレキシブルです。そのユニークな特徴のためキャンプに最適なのです。フレキシブルBougeRV CIGSパネルはかんたんに丸めることができ、キャンプに行くときにもすぐに持ち運ぶことができます。
なぜCIGSソーラーパネルはフレキシブルで、結晶系ソーラーパネルはフレキシブルではないのでしょうか?その理由は、CIGSの構造が結晶系ソーラーパネルと大きく異なるからです。結晶系ソーラーパネルは、ウエハーをベースとしたシリコンセルでできています。それをガラスやEVA、後板で挟み込んでいます。
そのため、剛性が高い硬質になっているのです。しかしCIGSの場合、銅、インジウム、ガリウム、セレンの4元素をレーザーで導電性の表面に焼き付けます。活物質が粉体なので、いろいろな選択肢があるのです!この4元素を「スズ箔」上に焼き付け、その上にフレキシブルな透明ラミネートを貼ると、とても薄くてフレキシブルな太陽電池モジュールができあがります。
図2:スペースと重量が自然の中でのキャンプで大事な要素
割れない
CIGSパネルでは、パネルが割れる心配はいりません。これはキャンパーにとって大きな安心材料です。キャンプはその性質上、大自然の中や荒れた地形など不安要素に満ちています。そのため、頑丈なモノが必要です。CIGSパネルが壊れないのは、2つのポイントがあるからです。まず、単結晶や多結晶ソーラーパネルのシリコンセルとは異なり、ウエハーベースではないこと。CIGSパネルの活物質はすべて粉体ベースです。そのため、輸送や取り扱い時に割れる心配がほとんどありません。
発電の安定性が高い
これはなぜかと言うと、結晶シリコンセルは、性質的に光による減衰が起こるからです。つまり、太陽光に長時間さらされると、その発電効率は徐々に低下します。しかし、CIGS太陽電池は、光による減衰がなく、発電の安定性が高いことが知られています。結晶シリコン系太陽電池は、長期間使用するとホットスポット(局所高温部)が発生し発電量が低下しますが、CIGS太陽電池は、内部の接続構造によりこの現象を回避することができるのです。
まとめ
ソーラーパネルは、キャンプに出かける際にいくつものメリットをもたらしてくれます。
- 電化製品の電源を心配することなくどこにでも自由に出かけることができる。
- 遠く離れた辺境やオフグリッドな場所への旅行も可能になる。
- キャンプ場の電力を使用しないので旅費を節約できる。
- 太陽光発電は再生可能でクリーンな電力源なので環境汚染を避けることができる。
CIGSソーラーパネルは最新のイノベーティブな技術であり、上で述べたようなCIGSパネルのメリットとは別に、その柔軟性と軽量性のためRV旅行やキャンプに理想的な電源なのです。
市販されているソーラーパネルの中でもっとも携帯性にすぐれ、軽量なのがBougeRVのCIGS薄膜太陽電池です。BougeRVのフレキシブルCIGSパネルの重量は1.7kgで、硬質ソーラーパネルの5分の1であり、これは市販されている中でも最軽量の部類に入ります。さらに、どんな場所にもかんたんに丸めて持ち運ぶことができます。
旅先でどこにいても、電化製品が充電できます。BougeRV CIGSフレキシブルソーラーパネルは、オフグリッド用にすばらしい性能を発揮し、キャンプにパーフェクトなパネルです。世界のどこを旅していても、あなたのRV車、バン、ボート、トラック、トレーラーにCIGSパネルを装備し、高い信頼性のある安定した電源を手に入れましょう。
よくある質問
キャンプでソーラーパネルはどのように使うの?
RV/自家用車/テントの屋根にソーラーパネルを取り付ける方法と、太陽がいちばん明るくかがやく場所に置くロールアップ(巻き上げ式)パネルの2つのオプションがあります。後者は、パネルが最高レベルの効率で稼働するための位置決めが不可欠ですが、キャンパーに最適な選択肢です。位置をしっかり決め、日陰にならないように気をつけ、定期的にホコリを落としてください。
ソーラーパネルが電源となりうるものは?
ノートパソコン、携帯電話、照明、冷蔵庫など、小型の電子機器であれば、通常ポータブルソーラーパネルで電力を供給することができます。冷蔵庫はそのうちほとんどの電気を使います。LEDライトは消費電力が少ないので、強くおすすめします。また、暖房器具は消費電力が大きいので、すぐにバッテリーが切れてしまうので注意が必要です。
ソーラーパネルの発電量は?
パネルの発電量は、いくつかの要素で決まります。まず、ソーラーパネルの大きさによって出力される発電量が異なります。また、パネルが受ける日照量も大きく影響し、その多くは地理的な条件や季節によって決まります。さらに、気温も考慮すべき要素です。一般的に考えられているのとは異なり、ソーラーパネルは25℃以下のすずしい気候のもとでもっとも性能を発揮します。BougeRVでは、お客様のご要望に合ったソーラーパネルをえらぶガイドをさせていただきます。