防災コーナーと言えば、どのようなものが必要ですか?

近年、日本では地震や台風、大雪などの自然災害が多発しています。

ここでは2016年以降に発生した災害をご覧ください。
 ——（（出典）内閣官房（2021）「国家防災減災三年緊急対策事例研究」）

災害と共にもたらされるのは断水や停電、食糧不足、通信手段の喪失など、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼす一連の問題です。

災害は常に私たちのそばに存在しますが、それに対処する方法は本当にないのでしょうか。
そんなことはありません。より安心な暮らしを確保するためには、家庭内に防災コーナーを備えることが絶対に必要です。
「しかし、何を準備すれば良いのか」困っている方が多いかもしれません。
今回は異なる状況に応じた防災グッズの選び方や、自宅に防災コーナーを設置する方法を紹介します。

まず、災害で避難が必要な状況は最悪です。

だからこそ、避難生活に必要なアイテムを事前に準備しておくことが重要となります。最初に取り組むべきは、多数の物品を収納できるバックパックを用意することです。そのバックパックに入れておくと便利なアイテムについては以下に示します。

人命救助のリミットは72時間（3日間）、非常に重要なアイテム：
•非常食：人の生命と体力を維持するのに必要。
•ミニカッターナイフ：万が一の時に特別な場面で使用する。
•懐中電灯：夜間の照明として便利。
•モバイル充電池：いつでもどこでもスマートフォンや電化製品の充電が可能。
•レインコート：雨が降った時に役立つ。
•非常用給水バッグ：飲料水用。
•絆創膏：ケガの出血防止に使う。
•ティッシュ。
•除菌ウェットティッシュ。

地震などの自然災害が発生すると、停電になる可能性が高まります。

停電となると、家庭の電気製品全てが使えず、照明も点かず暗闇に閉ざされ、冷蔵庫も正常に機能せず食物の保存ができなくなるなど、普段の生活が一変してしまいます。
そういった状況でも電力供給を維持するためには、ポータブル電源やソーラーパネルは特に重要となります。

豪雨や地震が起きると、水道の供給が止まる可能性があります。

その結果、蛇口から水が出ない、飲用水が無くなり、トイレに水が流れず通常通り使用できなくなる等の問題が発生します。
しかし、私たちの生活は水無しでは成り立ちません。体調を維持する上でも、毎日十分な水分を摂ることが必要です。
そのためおすすめのアイテムは以下のようなものです：
•ミネラルウォーター
•給水バッグ
•災害時の緊急トイレ

過去、日本は地震や台風、豪雨などの自然災害に度々襲われ、前例のない災害の深刻さを身をもって感じてきました。

緊急事態では、自分自身の安全を確保するだけでなく、家族や友人の安全確認も重要です。
また、二次災害のリスクや避難情報などの収集も非常に大切です。しかし、万一通信が途絶し、外部との連絡が取れなくなったらどうすればよいでしょうか？
その時、ラジオは貴重な情報源となる可能性があります。

以上のような状況を考慮すると、各家庭での防災コーナーの備えは特に大事となっています。
それぞれの災害状況に応じた重要な防災アイテムを選んで組み合わせ、
自宅の防災コーナーを構築することで、より安心な生活が実現します。