CIGSソーラーパネルの設置クイックガイド
23.4%という記録的な実験室効率を誇るCIGS太陽電池は、太陽電池パネルにおける卓越したテクノロジーの1つです。他にもソーラーパネルのタイプは2つあり、それは単結晶ソーラーパネルと多結晶ソーラーパネルになります。CIGSは、ダイレクトバンドギャップと高い吸収係数を有しています。結晶シリコン太陽電池の100分の1の厚さである、たった1ミクロンの薄さのCIGS層で、高い太陽光の吸収効率を実現しています。
CIGS太陽電池には次のようなメリットがあります:
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太陽光の高い吸収率:このダイレクトバンドギャップ材料は太陽光のスペクトルの大部分を吸収するため、薄膜技術の中でも最高レベルの効率を実現しています。
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ハイパワー:CIGSソーラーパネルは、早朝と午後遅くに光を吸収するのが得意です。この特徴によって、他のタイプのソーラーパネルと比較してより多くの電力が得られます。
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柔軟性と軽量性:CIGSパネルは使用する材料がとても少ないので非常に薄く、素材は柔軟性のあるプラスチックで作られています。こうした特性によって、BougeRV製のCIGSソーラーパネルは、360度の柔軟性があり、丸めて持ち運べます。
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設置が簡単:フレキシブルCIGSソーラーパネルは、あらゆる面にとても簡単に設置でき、設置のコストを抑えることができます。固定するための金属の構造体を必要としません。これにより設備や人件費のコストが節約できます。
業者への依頼を行わず、太陽光パネルを自分で設置してみましょう。費用をかなり節約できますし、完成のあかつきにはきっと達成感が得られるでしょう。ただ、太陽光発電のDIYerを志す方々にとって、ソーラーパネルの設置方法はちょっとむずかしいかもしれません。安心してください!ここでは、CIGSソーラーパネルに特化して、詳しいけれど、きちんと1つずつ説明しているステップバイステップのソーラーパネル設置ガイドを作成しました。太陽光発電の設置工程のそれぞれのステップで、きっとみなさんをアシストしてくれるはずです。この記事では、アウトドア/インドアを含むあらゆる状況に応じたCIGSソーラーパネルの設置方法について詳しく説明します。しっかりお読みいただければ、ガラストップの硬質結晶パネルと比較して、CIGSパネルの設置がいかにカンタンでコスト効率が高いかが明確になることでしょう。
しっかり計画して安全第一で
太陽光発電の設置には、電気工事が含まれます。工事では、バンやRVだけでなく、ボートや住宅の屋根に登って重いものを持ち上げる場面が生じることもあるため、常に安全を最優先にしてください。命より大切なものはありませんからね。
設置工程中に自分自身や周囲の人の安全を確保する方法については、サプライヤー/メーカーが発行しているソーラーパネル設置ガイドを参照してください。また、小さな字で書かれた大事な記載内容がある場合もあります。しっかり守らないと保証の特典が受けられなくなる可能性があるので、これにも注意してくださいね。
個人用の保護装備
ソーラー関連の設備が原因で、切り傷、すり傷、刺し傷、他にも体をえぐってしまったり・・・などの事故が起こる可能性があります。疲労による事故を避けるためにも、適切な装備を使って、休憩をしっかり取ることを忘れないでくださいね。
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*保護メガネ、手袋、つま先の開いていないブーツを常時着用する。
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*金属製のアクセサリーや時計を外す。
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*作業は1人で行わないようにする。
住宅へのルーフマウントシステムを設置する場合は、とくに注意する必要があります。あなたも、あなたの作業パートナーも、常に転落防止用具を着用しなければなりません。
屋根用アンカーを取り付けて、屋根の上にいるときは常時アンカーにつなげた安全ハーネスを着用してください。平らな靴底の屋根用のブーツは、屋根板、タイル、金属をしっかりとグリップするのでとても役立ちます。レンタルの足場やブームリフトを使えば、高い場所に簡単にアクセスできるようになります。屋上の作業が危険になるような気象条件には十分に注意してください。
開梱する
システムが到着したら、配達から24時間以内にBougeRVへ配送済クレーム(報告)を提出してください。すぐに開梱して、損傷の有無や不足している部品がないかチェックしましょう。
届いた機器を開梱して内容物を検査するための、清潔でひろびろした場所を見つけましょう。はずしたパーツは、封ができるビニール袋に入れ、紛失しないようにラベルを付けます。出荷内容を梱包リストと照合して、すべてが揃っていることをチェックしてください。不足しているアイテムや、破損しているアイテムがあった場合は、証拠の写真を撮り、問題解決のためにすぐに連絡してください。
配線の管理
配線(ワイヤ・ケーブル)の管理は、ソーラーパネルの設置をスムーズに進めるためにとても重要で、最初からしっかり考えておきたいことです。最初に考えておくことで、結局は設置がラクになりますからね。覚えておくべきいくつかのポイントは次のとおりです:
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*作業途中で配線を切断したり接続したりする必要がないように、事前に配線計画を立てましょう。停電を防ぎ、安全に作業するうえで重要です。
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*工場出荷時の配線リードが風で動いたり屋根に触れたりしないように、ワイヤクリップを使って、所定の位置にしっかり固定してください。
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*太陽の紫外線で劣化せず、虫の侵入や風圧にも強く、ワイヤを適切に管理できる電線管を使用してください。
CIGSパネルと結晶パネルでは設置方法が異なる
これについてもっと理解するために、CIGSパネルと結晶パネルの特性、設置におけるそれぞれの違いについて以下の表にまとめました。
CIGS |
結晶シリコン太陽電池 |
フレキシブル ・あらゆる曲面/RVのルーフにフィット |
硬い質感 ・折り曲げできない ・設置にはラックシステムが必要 |
高耐久性 ・壊れにくく振動に強い ・セルのマイクロクラックの心配がない |
壊れやすい ・ガラス製のため割れることがある ・セルにマイクロクラックが起こりうる |
軽い ・結晶パネルより6~7倍軽い ・RVへの荷重負荷が小さい |
重い ・ルーフにパネルの重量を支える強度が必要 |
設置表面に直接貼れる ・RVの車体に固定できる ・盗難されにくい |
マウント用の材料が必要 ・設置コストの増加 ・盗難の可能性 |
美しい見た目 ・均質で高級感がある ・RVの車体面にピッタリ固定できる |
不格好な見た目 ・ルーフに合わない巨大なパネル ・風圧がかかる |
設置について注目すべき最大の違いは、結晶パネルは、RVやキャビンのルーフ、キャンプ場の地面、または家の屋上に安全に保持するためには、重たい金属製の取り付け用の構造体、またはラック(架台)システムが必要になることです。よって、設置には複雑さとコストがアップしてしまうことになります。結晶系ソーラーパネルをテントに設置することは、重量の問題で不可能です。
一方、フレキシブルCIGSソーラーパネルの場合、このパネルはとても軽くて柔軟性があるので、どのような面にも固定できます。文字通り、あらゆる面にです。
CIGSパネルはセットアップがシンプル
フレキシブルCIGSソーラーパネルは、金属フレームやガラスを使っていません。なのでただただ軽いです。その結果、このパネルはどんな面に設置する際も、ラックシステムが必要ありません。家の屋上に設置する場合にもう1つ考えなければならないことは、ラッキングシステムは、物件の屋根の種類(タイル、シングル、セラミックスレート、金属、木材など)に応じて変えなくてはならないということです。ラックシステムは高価ですし、正しいものを選ぶのも容易ではありません。経験豊富な専門家のアシストが必要になる作業です。
一方、フレキシブルソーラーパネルは、屋根の種類がどうであれ、たとえそれが曲がっている所であっても、とっても簡単に設置できます。RV、バン、ボート、車、屋上など、設置面の形状に沿って設置が可能です。
BougeRV製のフレキシブルCIGSソーラーパネルは設置が簡単で、プラグアンドプレイ(つないですぐに使える)利便性の高いパネルです。以下の図は、BougeRVのフレキシブルCIGSソーラーパネルの模式図です。ソーラーパネルの裏側には、すべての側面に保護テープが貼られています。
CIGSソーラーパネルの設置は、数ステップで簡単に行えます。
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*まず保護テープを剥がしてから、下図のようにパネルを屋根などに貼り付けます。
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*ソーラーパネルの前面部にある、パネルに取り付けられているプラスとマイナスのワイヤを、適切なコネクタを使用して延長ケーブル(プラスとマイナス)に接続します。コネクタの品質には決して妥協しないでくださいね。必ずサプライヤーが推奨するコネクタを使用してください。ジョイント部分の安全性と、パネルが作動している際の電力損失を防ぐためです。
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*ケーブルを風圧や紫外線から守り、適切な配線管理を行うために、接続したケーブルを必要に応じて導管(PVC、アルミニウム、亜鉛メッキ鉄)に通してから、バッテリーチャージコントローラーに接続します。RV、キャビン、またはボートのルーフに穴を開ける必要がある場合は、しっかりシーラントを使用して防水性を高めてください。適切なシーラントについてはサプライヤーに問い合わせてください。
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*パネルをバッテリーコントローラーに接続し、コントローラーをバッテリーに接続すると、ソーラーパネルの使用準備はOKです。もちろん、RVやバン、自宅のすべての電化製品はこのバッテリーシステムに正しく配線されている必要があります。
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*ソーラーパネルとバッテリーの設置マニュアルに記載されているすべての安全手順に従ってください。
ソーラーシステムの接地
太陽光発電システムの電気部品は、確実に接地する必要があります。その理由はまず第一に、電気系統を接地すると、ショック、電力サージ、静電気の蓄積のリスクが軽減されます。さらに、回路に障害が発生した場合、接地によって故障電流に対しても安全な経路が確保できます。
電気システムの金属部品も接地する必要があり、導電性材料(金属ボックスなど)もい同時に接地する必要があります。これによって、システムのすべての機器の接地抵抗が等しくなります。
今すぐソーラーパネルの設置を始めよう
このソーラーパネルの設置ガイドはいかがでしたか。CIGSソーラーパネルシステムの設置工程について、それぞれのステップをより深く理解するのに役立ってくれたのではないかと信じています。一般的なステップ、ガイドライン、安全性の問題についていくつか説明しましたが、太陽光発電の設置作業はひとつひとつが異なり、それぞれに特有のムズかしさがあります。
BougeRVでは、お客様の具体的なニーズを熱心に聞き取り、経験豊かな専門家による最適なソリューションを提供しています。太陽光発電システムの設置に関して具体的な質問がございましたら、こちらまで問い合わせください。BougeRVは、お客様の要件に合った理想的なシステムが選べるようしっかりお手伝いし、設置工程全体を通じてサポートに尽力いたします。