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ソーラーパネルの5BBと9BBとは
キャンプやテントですごす時間が好きな方で、次回の滞在のためにソーラーパネルを買おうかと探されたことがあるなら、5BBと9BBについて聞いたことがあるかもしれません。5BBのソーラーパネルは、依然として市販のソーラーパネルを買い求める人々にとって、よい選択肢の一つです。それでは9BBと5BBの違いは何でしょうか?9BBには何か制約となるものがあるのでしょうか?今9BBソーラーパネルを買うのはおトクなのでしょうか? ソーラーパネルの9BBは何を意味するのか? 結論 図1:ソーラーパネルの5BBと9BBとは ソーラーパネルの9BBは何を意味するのか? 9BBとは、9本のバスバー(busbar)を意味し、9本のバスバーを持つセルを複数個搭載したモジュールを9BBソーラーパネルとよびます。ソーラーパネルがバスバーをたくさん搭載すればするほど、電気をたくさん通すことができます。9BBの前には、5BB、4BB、3BBなどのバスバーが配線されたソーラーパネルが発売されています。 一般的な太陽電池の表面には、バスバーとフィンガーが格子状になっているのが特徴です。 バスバーとは何か? バスバーには電流を通すはたらきがあります。バスバーの役割は、太陽電池(PV)セルによって発電された直流電流(DC)を流すことす。バスバーは、銀ペーストや高導電性ワイヤー製の垂直に配置された線であり、フィンガーから累積的に流れてくる電流を通し、別のセルと互いに接続してモジュールを構成するために使用されます。こうした高度な技術によって、複雑な配電をより簡単かつ低コストで、そしてより柔軟に行うことができます。 フィンガーとは何か? フィンガーは金属製のとても薄い部品です。通常、フィンガーはバスバーと垂直に配置されており、発生した直流をまとめてバスバーに送り電気を伝えています。フィンガーの数量にきまりはありません。数量は、バスバーどうしの間隔がどのくらい遠く離れているかによって決まります。 図2:バスバーとフィンガー   バスバーとフィンガーが、従来の太陽電池の設計と製造に関する鍵をにぎっています。ソーラーパネルが動作するしくみが、かんたんな水の伝わり方ととても似ていることを容易に見出すことができます。水道管がポンプに水を送るように、フィンガーはバスバーに電流を送ります。以下では、この例を使ってさまざまなケースの分析を行っていきます。 図3:水のパイプとポンプでソーラーパネルを理解する   9BB vs 5BB これまでに9BBと5BBではバスバーが異なることを学びました。では、5BBと比べて9BBのメリットは何でしょうか? 図4:電気の供給量に影響するバスバーの本数   9BB太陽電池は5BB太陽電池よりも内部抵抗の損失が少ない バスバーの本数は抵抗損失に影響します。2本のバスバーの金属接点間の距離が長くなると抵抗損失が多く発生します。9BBセルは5BBセルに比べてバスバーが多く、バス間の間隔がせまくなっているため内部抵抗損失を減らしてセルの寿命を延ばしています。 さきほど述べた送水の例と同じで、5BBは5台のポンプ、9BBは9台のポンプと考えることができます。ある範囲の中では、5台のポンプ(5BB)よりも9台のポンプ(9BB)はおたがいに密に配置され、より少ない損失でより多くの水を集めることができます。 マイクロクラックが9BB太陽電池に与える影響はより少ない 図5:マイクロクラックの影響   マイクロクラックとよばれる微細な亀裂は、太陽電池におこる劣化の一種であり、太陽電池システムのエネルギー生産だけでなく、その寿命にも影響を与える可能性があります。 太陽電池パネルは、セルを並列にならべたもので、バスバーによって部分ごとに分けられています。同じ場所にクラックが入ると、9BBの方は1/9、5BBの方は1/5の影響を受けることになります。 この設定を、9BBには9台のポンプがあり、5BBには5台のポンプがあるという水の送水の例で考えてみましょう。ポンプが1台こわれても、9BBは8台のポンプで水を集めることができますが、5BBには4台のポンプしかありません。 9BB太陽電池は5BB太陽電池に比べ光を受ける面積が大きい 図6:5BBと9BBの太陽光の当たる面積の差   9BB PVモジュールは、バスバーの面積を小さくすることにより、各セル間の強度を下げることができ、PVモジュールの能力を向上させています。 9BBソーラーパネルは5BBに比べてバスバーが細いため、セルを覆う面積が小さくなり、より多くの太陽光をセルに届けることができます。その結果、パネルの大きさを一定にして考えると、9BBはより高い発電効率を実現します。 9BB太陽電池は5BB太陽電池より変換効率が高い 原理的には、バスバーの数量とソーラーパネルの性能は比例します。理想的な条件のもとでは、太陽電池のバスバーが多いほど、太陽電池モジュールの性能は高くなります。9BBのソーラーパネルが5BBのソーラーパネルよりもすぐれているのは、この一般的なきまりにしたがっています。 図7:9BBは最高レベルの変換率を示す...
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MTTPソーラーチャージコントローラーって?
図1:MTTPソーラーチャージコントローラーがソーラーシステムを最適化してくれる   MPPTチャージコントローラーのアドバンテージ? MPPTソーラーチャージコントローラーのしくみは? MPPTチャージレギュレータについて覚えておくことは? 産業界ではエネルギーの転換が進んでいます。エコロジーへの意識が広がっています。エネルギーを自主的につくる手段について、もっと知りたくありませんか?自分たちでエネルギーをつくることについて、どんどん参入しやすくなっていることに気づいてくださればと思います。ソーラーパネル、バッテリー、MPPTソーラーチャージコントローラー・・・まずはビビらずに使ってみてください! 本当の意味でのエネルギーの自由を与えてくれる装置たちです。今日のビジネスにとって、大きなマーケティング上のアピールポイントにもなります。MPPTソーラーチャージコントローラーは、自分で作った電気系統システムの動作を最適化してくれます。省エネ効果を高めるひとつの方法なのです。 MPPTチャージコントローラーのアドバンテージ? 自分のビルに自律型の照明を導入しようと考えていたりはしませんか?駐車場のエントランスに制御端末?宅配便のドックにオートライト?ソーラーキットを使って設置費用を抑えたい?ソーラーチャージコントローラーは、設置するキットに含まれます。この装置は、たいていは小さな箱の形をしています。自分で作った電力システムの効率をアップしてくれます。ソーラーパネル、バッテリー、そして作った電気を消費するアプリケーション間を相互に接続する役割を持っています。 これはMPPTソーラーチャージコントローラーのアドバンテージ・リストです。 過充電や過放電に対するバッテリーの保護。 パネルと機器間の配線をスッキリさせコストを下げる。 システムから供給されるエネルギーの生産量が増加する(20~30%)。 バッテリーの寿命の延長。 MPPTソーラーチャージコントローラーのしくみは? MPPTとはMaximum Power Point Tracking(最大電力点追従)を意味します。MPPTレギュレータは、太陽光発電パネルが生成する電圧を1日に数回スキャンします。 その目的は、パネルから供給される電流の最大出力点を見つけることです。そして、常にフルパワーを発揮できるようにします。つまり、MPPTチャージコントローラーは、パネルから最大限の電力を引き出すのです。設備一式をよりインテリジェントにする装置です。 この段階で、ひとつ確認しておかなければならないことがあります。パネルは接続された負荷電圧に従うということです。アプリケーション(バッテリー、スクリーン)の電圧が12ボルトの場合、どうなるかというと・・・?パネルは12ボルトより少し高めに発電しますが、そんなに高いボルトにはなりません。 参考のため、パネルを例にとって考えてみましょう。パネルのスペックを18V、7.54A、140Wとしてみます。そして最大18V(vpmと表記)の電圧を供給します。このパネルを12Vのバッテリーに接続した場合、6Vの差の分は単純に発電しません。電力の損失は、6 × 7.54 = 45Wになります。 さらに、パネルの発電量は温度によって変わってきます。気温が上がると発電量は低下します。気温が低いと生産性は高くなるということです。例えば、120ワットタイプのパネルなら、寒冷地では130ワットの出力が可能です。また、明るさが最大に近づくほど、パネルはより多く発電します。つまり、ソーラーパネルが最適な状態で動作することはあまりないということです。 MPPTチャージレギュレータについて覚えておくことは? MPPTチャージコントローラーを使えば、これまで書いてきた技術的・気候的な制限をすべて回避することが可能なのです。MPPTレギュレータで得られるエネルギーゲイン(増加)は、寒さのきびしい冬場ほど大きくなります。さらに、あまり充電されていないバッテリーには、より多くの電流を供給することができます。従来のPWMチャージコントローラーを搭載した安価な設備にお金を払うことはいつでもできますが、決して最大限の能力を発揮することはないでしょう。 BougeRVはみなさんのニーズに合わせた製品を提供しています。BougeRVがお届けするソーラーパネル、MPPTソーラーチャージコントローラー、ソーラーコネクターは、あなたが描くソーラーシステムの理想に向けて最良のパートナーになってくれることでしょう。 図2:小型でアドバンテージの多いMTTPチャージコントローラー
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RV冷蔵庫はどう機能するか
RV車で旅行や長距離ドライブをするということは、とくに食事に関して完全に自活することを意味します。RVで過ごす休暇には、冷蔵庫はまちがいなくぜいたくなもので、食材(ヨーグルト、チーズ、肉、魚など)をおいしく冷やしておくことができます。 では、冷蔵庫はRV車内でどのように機能を発揮するのでしょうか?食材を冷やして保存しておくためのエネルギー源は何でしょうか?ほとんどのRV冷蔵庫は、トリミックス方式で保冷しています。この冷蔵庫は、使いやすくて使い方がわかればすぐに使い始めることができます。この記事では、冷蔵庫がRV車内でどのように使われるかについてくわしく説明します。  RV冷蔵庫とは何か?  RV冷蔵庫の種類にはどんなものがあるのか?  RV冷蔵庫はふつうの冷蔵庫とどうちがうのか?  RV冷蔵庫はどのように機能を発揮するのか?  結論  おすすめ  アドバイス   RV冷蔵庫とは何か? RV冷蔵庫はその名のとおり、RV車内で食品やドリンクを冷たいまま保つために活躍します。通常、RV車にはビルトインの冷蔵庫があり、RV車の製造時に組み込まれます。そしてもう一つ、増設した外付けのRV冷蔵庫があります。これは後から追加でお金を払って手に入れます。これは固定されたものではありません。好きな場所に置くことができます。   RV冷蔵庫の種類にはどんなものがあるのか? モーターホーム内の冷蔵庫のはたらきを知るために、モーターホーム、バン、キャンピングカーの冷蔵庫のエネルギー供給にはいくつかの種類があることを知っておく必要があります。それぞれのエネルギー供給モードによって、モーターホームでの生活におけるいろいろな問題に対応することができるようになります。モーターホーム用冷蔵庫は、吸収式と圧縮式に分けることができます。 吸収式冷蔵庫 吸収式冷蔵庫はキャンピングカーに多く採用されており、基本的にレジャー用の車両の95%は吸収式冷蔵庫を搭載しています。吸収式冷蔵庫の冷却は、チューブに蓄えられたアンモニアが180°Cに加熱されたときに発生する冷気を庫内に送り返すことで実現します。 吸収式冷蔵庫には、騒音の発生が少ないなどたくさんのメリットがあります。運転中の騒音がとても小さく、とくにせまいスペースでも使うことができます。吸収式冷蔵庫はさまざまな条件に対応するため、ガス、12V、100Vなどをオートメーションで幅ひろくエネルギー源を使用します。 圧縮式冷蔵庫 圧縮式冷蔵庫は、最近のモーターホームやRV車で人気を集めている傾向はありますが少数です。圧縮式冷蔵庫は12Vか100Vの電気のみを使用します。圧縮式冷蔵庫はとてもすぐれた冷却効率を持ってはいますが、多くの電気を消費します。そのため、複数の補助バッテリーやソーラーパネルによるエネルギーの充電といった大がかりな電気設備が必要となります。   RV冷蔵庫はふつうの冷蔵庫とどうちがうのか? モーターホームで冷蔵庫がどのようにはたらくかを知るためには、モーターホームの冷蔵庫はふつうの冷蔵庫よりも、多くの目的を満たさなければならないことを理解する必要があります。RV冷蔵庫は、せまいスペースに設置しなければならず、温度変化や悪路での長旅に耐え、それでも食材をずっと冷蔵しておかなければならないのです。 モーターホームの冷蔵庫は、従来の100Vなどのコンセントで動く家庭用冷蔵庫とは異なり、3種類のエネルギーで動作します。 12V:この冷蔵庫は、モーターホーム、バン、改造バンの走行中は、12V接続で食材を冷えたままキープします。 100V:モーターホームが電気のコンセントに接続されているときには、冷蔵庫は通常の動作をします。 ガス:モーターホームとは独立して動きます。電気を消費しすぎてリビングのバッテリーを消耗しないように、RV冷蔵庫の動力はガスで供給されます。 このタイプの冷蔵庫はスリーウェイ冷蔵庫またはトリミックス冷蔵庫とよばれ、古いものから新しいものまで、ほとんどのモーターホームに装備されています。   RV冷蔵庫はどのように機能を発揮するのか? ここでコンプレッサー式のRV冷蔵庫を例として説明します。コンプレッサー式RV冷蔵庫は、一般的にガスと化学反応の組み合わせで、冷蔵庫内の空気を蒸発・凝縮させ、冷却するしくみになっています。   モーターホームの冷蔵庫の動作原理 モーターホーム内の冷蔵庫のはたらきを知るために、モーターホーム、バン、キャンピングカーの冷蔵庫のエネルギー供給にはいくつかの種類があることを知っておく必要があります。それぞれの電源モードによって、モーターホームですごすときにおこる特定の問題に対応することが可能になっています。 12/24Vでの冷蔵庫の運転 トリミックス冷蔵庫は12V電源で作動します。車両の走行中は12Vモードが作動します。この12V冷蔵庫は、エンジンバッテリーによって動力が供給されます。この供給モードは、冷気をつくりだすことはありませんが、走行中の温度を維持することができます。12V冷蔵庫の消費量は、エンジンバッテリーに負担をかけないように少なめにしています。 12Vで作動中の冷蔵庫は冷媒の吸収と圧縮を行うことができます。 100Vでの冷蔵庫の運転 スリーウェイ冷蔵庫は100Vでも運転できます。このモーターホーム用冷蔵庫は、家庭やキャンプ場、パーキングエリアなどで電気のコンセントにつなげると100Vモードで作動します。このモードは、ほとんどのパワーを生み出すパワーモードです。 100Vで作動中の冷蔵庫は冷媒の吸収と圧縮を行うことができます。...
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ソーラーチャージコントローラーはソーラーパネルとバッテリーをつなぐ
図1:ソーラーチャージコントローラーはソーラーパネルとバッテリーをつなぐ   ソーラーチャージコントローラーはソーラーチャージレギュレーターともいわれ、ソーラーパネルとバッテリー(蓄電池)の間に設置します。そのため、一つはソーラーパネル、もう一つはバッテリーに対応できる特性をもたなければなりません。これが、コントローラーの選択をとても複雑にしている原因です。ここでは、ピッタリな選択をするためのガイドとヒントをご紹介します。 コンテンツ チャージコントローラーって何をしている? MPPT/PWMチャージコントローラーとは? ソーラーチャージコントローラーをえらぶ方法? チャージコントローラーって何をしている? チャージコントローラーを使うと、エネルギー生産源(ソーラーパネル、風力発電機、水力発電機)とバッテリーの間をつなぐことができます。その役割は、充電量が多すぎたり少なすぎたりしないようにバッテリーを保護することや、フィードバック(帰還)から発電機を保護することです。モデルによっては、チャージコントローラーは発電機の電圧をバッテリーバンクに適した電圧に変換することもできます。 チャージコントローラーは、バッテリーが満タンになると充電を停止し、発電した余分なエネルギーを熱に変換して排出します。モデルによっては、バッテリーバンクの充電状態を分析して、必要に応じて負荷との接続を早めに切り離し、少なくとも週に一度はバッテリーを100%まで充電することも可能です。 この装置により、太陽光発電機とバッテリーバンクを保護しながら、太陽光発電をより効果的に活用することができます。 風力発電機や水力発電機では、たいてい推奨のチャージコントローラーがあり、これで問題なく動作します。ソーラーパネルの場合、その選択はよりむずかしくなってきます。 MPPT/PWMチャージコントローラーとは? PWMチャージコントローラーは、MPPTチャージコントローラーにくらべて制約が多いのが特徴です。PWMチャージコントローラーは、価格が安いというメリットはありますが、12Vなら36セルのパネル1枚、24Vなら72セルのパネル1枚(または12Vパネル2枚の直列)専用で、比較的低出力なものにしか使えません。また、12Vのバッテリーには12Vのソーラーパネルが、24Vのバッテリーには24Vのソーラーパネルが必要になります。 MPPTチャージコントローラーは、もっと使いやすいのが特徴です。ソーラーパネルの累積した回路電圧(Voc)と短絡電流(Isc)に応じて、多数のソーラーパネルを並列または直列で接続することができます。先進技術によってソーラーパークの容量を最大限に活用し、より高い収益をもたらします。そのためMPPTは、より高い電圧のソーラーパネルでバッテリーを充電することを可能にします。 BougeRVの見解: BougeRVは、より効率的で用途の多いMPPTチャージコントローラーをおすすめします。PWMは効率面で劣っており、特定の設備にしか適していません。 ソーラーチャージコントローラーをえらぶ方法? ソーラーパネルコントローラーをえらぶということは、すでにソーラーパネルを持っているか、どのソーラーパネルを購入したいかがわかっている段階だと思います。その次は、最適なチャージコントローラーを選択しなければなりません。すでにバッテリーをお持ちで、ソーラーシステムをそれに適合させたい場合は、バッテリーのフリートに応じてチャージコントローラーを選択する方法についてのガイドとアドバイスがより適切でしょう。 ソーラーパネル1枚を設置する場合 ソーラーパネル1枚でチャージコントローラーをえらぶのは非常に簡単です。考慮すべきデータは、回路電圧(Voc)と短絡電流(Isc)の2つです。 この情報は、製品シート、マニュアル、ソーラーパネル本体に記載されています。回路電圧(Voc)と短絡電流(Isc)は、チャージコントローラーが許容する最大値より10%低くすることが必須です。 複数のソーラーパネルを設置する場合 複数のソーラーパネルがある場合、チャージコントローラーの選択は少し複雑になります。考慮すべきデータは同じく回路電圧(Voc)と短絡電流(Isc)で、これらは必ず製品シート、マニュアル、ソーラーパネル本体に記載されています。ただし、これらのデータは、ソーラーパネルの接続や枚数によって変わってきます。 電気経路には、3種類の接続方法があります: 並列接続:アンペア(A)が加算される 直列接続:電圧(V)が加算される ハイブリッド接続:ソーラーパネルとは直列接続、他とは並列接続される したがって、回路電圧(Voc)は、直列接続とハイブリッド接続に影響を与えることになります。短絡電流(Isc)は、並列接続とハイブリッド接続に影響を与えます。 回路電圧(Voc) ご自分のソーラーシステムの回路電圧は、ソーラーチャージコントローラーが受け入れる電圧より10%必ず低くしなければなりません。並列接続の場合は、パネルの枚数に影響されず、大半のMPPTチャージコントローラーで受容できます。一方、直列接続の場合は、各ソーラーパネルの回路電圧(Voc)を加算し、回路電圧の和がコントローラーで許容できるかどうかを確認する必要があります。そうでない場合は、ソーラーパネルからの回路電圧を受け入れることができる、より大きなチャージコントローラーを選択する必要があります。 例えば、Voc回路電圧19Vの12Vソーラーパネルが6枚直列に接続されている場合: ここで、チャージコントローラはー100/15となっています。これは、ソーラーパネルの最大電圧として100Vを許容することを意味します。6枚のパネルの累積の回路電圧(Voc)は114Vになります。そうすると、コントローラーにとっては過大な電圧であり、適していないことになります。そこで、より高い電圧Vocに対応し、少なくとも10%の安全マージンを確保するために、130Vのチャージコントローラーにするか、接続を変更する必要があります。 同じように6枚のソーラーパネルを、今度は並列に接続してみると: このとき、6枚のパネルの累積回路電圧は19Vになります。これは、コントローラーが許容する最大電圧100Vを大きく下回っています。このコントローラーは、回路電圧Vocのレベルでは、このソーラーパネルに十分対応しています。 ただし、短絡電流Iscが大きすぎないかどうかを見る必要があります。 短絡電流(Isc) ソーラーシステムの短絡電流は、チャージコントローラーが許容する電流より10%低くなければなりません。直列に接続する場合は、パネルの枚数に影響されず、大半のMPPTコントローラーで許容できます。一方、並列接続の場合は、各ソーラーパネルの短絡電流(Isc)を加算し、その和がコントローラーが許容できるかどうかを確認する必要があります。許容できない場合は、ソーラーパークからの短絡電流をより多く許容できるチャージコントローラーを選択する必要があります。 例えば、短絡電流Iscが6Aの12Vソーラーパネルが6枚直列に接続されている場合: この製品シートを見ると、この100/15チャージコントローラーは、ソーラーパークからのIsc電流を最大15Aまで許容できることがわかります。モデルによっては、これはコントローラーに直接記載されていることがあります。このとき、6枚のパネルの累積の短絡電流は36Aになります。そのため、コントローラーには負担が大きく、適していないことになります。そこで、より大きな短絡電流を許容でき、少なくとも10%の安全マージンを確保するために40Aのチャージコントローラーをえらぶか、ソーラーパネルの接続を変更する必要があります。 同じように6枚のソーラーパネルを、今度は直列に接続してみると: このとき、6枚のソーラーパネルの累積短絡電流は6Aです。これは、このコントローラーが許容する最大電流の15Aを大きく下回っています。なので、このコントローラーは、短絡電流Iscのレベルでは、このソーラーパネルに適していることになります。ただし、先に見てきたように、コントローラーは回路電圧(Voc)のレベルには適合していません。...
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MPPTとPWM - 2種類のソーラーチャージコントローラー
図1:MPPTとPWM - 2種類のソーラーチャージコントローラー MPPT vs PWM 正しいチャージコントローラーのえらび方   ソーラーパネルからソーラーチャージコントローラーに負荷をかける方法には、MPPTとPWMの2つのソーラーコントローラーがあります。この技術は、バッテリーを効果的に充電することに関して、どちらもよい選択肢となります。 PWMとMPPTソーラーチャージコントローラーで迷ったときに決め手となるのは、自分のシステムに最適かどうかです。 この2つのソーラーチャージコントローラーのちがいを理解するために、太陽光発電パネルの典型的なパワーカーブを見てみましょう(図2)。これは、太陽光発電パネルが生み出す電圧と電流のかけ算から予想される発電量を示すもので、重要なグラフです。最大電力を生み出すための理想的な電流と電圧の比率がMPPT(Maximum Power Point Tracking)です。これは、日中の日射条件によって変化します。 図2: 太陽光発電パネルのパワーカーブ   MPPT vs PWM PWMチャージコントローラー PWMとは、Pulse-Width Modulation(パルス幅変調)の頭文字を取ったものです。充電中、ソーラーチャージコントローラーは、目標電圧に到達するために、太陽光発電パネルが発電しうる最大限の電流を流します。そして、バッテリーが目標電圧に達すると、コントローラーはバッテリーとダッシュボードを切り替えて、バッテリー電圧を調整し一定にします。この高速のスイッチング方式をPWMと呼び、これによって過充電を防ぐことでバッテリー充電を確実なものとします。 図3:PWMチャージコントローラー 図4:PWMコントローラーのパワーカーブ MPPTチャージコントローラー MPPT(Maximum Power Point Tracking)は、バッテリーと太陽光発電機を間接的に接続します。この間接的な接続には、太陽光発電からの追加電圧を受け取るDC/DC電圧コンバータが含まれ、電力を失うことなく、より低い電圧で追加電流に変換します。 図5:MPPTチャージコントローラー 図6:MPPTコントローラーの負荷範囲と太陽光発電パネルのパワーカーブ MPPTコントローラーは、適合アルゴリズムによってこれを実現していて、入力電圧を調整して、稼働するシステムにとって最大効率の電力レベルを維持します。 正しいチャージコントローラーのえらび方   適切なチャージコントローラーをえらぶ際には、考慮すべきいくつかの要素があります。設置場所の条件、グリッドのサイズと負荷、システムのコンポーネント、太陽光発電システムのコストなどがそれに当たります。 温度 低温条件では、MPPTコントローラーは賢い選択肢になるでしょう。実際、太陽電池モジュールの動作温度が下がれば下がるほど、Vmpは増加します。MPPTコントローラーを使えば、太陽電池モジュールの余分な電圧を取り込んでバッテリーを充電することができます。このため、MPPTコントローラーはPWMコントローラーに比べ、低温条件下で20~25%効率が高くなります。 一方、PWMソーラーチャージコントローラーは、バッテリーがパルス幅変調技術と同じ電圧で充電されるため、電圧変化を感知することができないことがあります。これらのパネルを気温の高い場所に置くと、Vmpが低下し、12Vバッテリーにより近い電圧で最大電力点が動作します。この場合、転送する電圧変化がないかぎり、MPPTの有用性は意味をなさなくなります。高温条件下では、MPPTがPWMより優位に立っているアドバンテージが損なわれてしまいます。 ネットワークと負荷 ネットワークと負荷の比率の関係について、負荷によってバッテリーから引き出されるエネルギーよりも、ソーラーパネルからのエネルギーの方が大きい場合、バッテリーは満充電に近い状態を維持する可能性が高くなります。この場合、PWMコントローラーは、MPPTコントローラーを購入せずとも、システムを効率的に維持することができます。...
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